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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

報酬系(6) 視線が合うとドーパミンが出る

雑踏の街角や、電車の中で見知らぬヒトと目が合って、ビビッと脳が反応するのを感じた経験のある人は多いと思います。視線が合うこと、すなわちアイコンタクトは生物にとって非常に大きなインパクトをもっています。アイコンタクトは、敵か味方か、近づくべきか/逃げるべきか、コミュニケーションをとるべきか/とらないべきか…様々な判断のきっかけになるからです。

 

UCLのKampeらは、アイコンタクトのあるヒトの顔写真とない顔写真を観たときの脳活動を比較しています。

 

すると、アイコンタクトがある場合に脳の報酬系の一部である腹側線条体は強く活動しました。さらに、魅力度の高い顔だと、より強く腹側線条体は活動するというのです。

 

著者たちは、アイコンタクトは社会的インタラクションのきっかけになるために人間にとって重要なのではないかと議論しています。

 

 

Kampe, Knut KW, et al. "Psychology: Reward value of attractiveness and gaze." Nature 413.6856 (2001): 589-589.