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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

運転中のストレスを測るには

クルマの運転を続けていると、疲労が溜まりますし、眠気も生じます。ストレスも溜まるでしょう。

 

運転中の眠気は、脳波のアルファ帯域パワーの大きさと関連があることは以前のエントリーで触れました。

 

ストレスや疲労と関係のある生理指標としては、唾液アミラーゼが知られています。

 

唾液から検出できるストレスの生理指標としては、コルチゾールなどが有名ですが、検体の冷凍保存が必要だったり、分析のコストが高かったりと気軽には用いることができません。

一方、唾液アミラーゼは簡便な計測機器により計測できるので、研究調査に手軽に利用できるという利点があります。

 

ドライブシミュレーターを使う5分前の唾液アミラーゼの値をベースラインとし、その後20分間の値の変化を調べた研究があります。唾液アミラーゼの計測値にはバラツキがあるので、複数回計測をおこない、平均値を算出する必要があります。具体的には数分おきに、測定を実施します。

 

この研究によれば、ドライブシミュレーター運転中の唾液アミラーゼの値はベースラインに比べて上昇したそうです。唾液アミラーゼは、このような一過性のストレスの変化の検出に利用できそうです。

 

 

【参考文献】

Yamaguchi, M., & Sakakima, J. (2007). Evaluation of driver stress in a motor-vehicle driving simulator using a biochemical marker. Journal of international medical research, 35(1), 91-100.