脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

ポスター中の人物の目線を利用して、商品に視線を向けてもらうには

以前のエントリーで、webページ上の人物・キャラクターの目線を利用して、閲覧者に視線や注意を向けてもらいたい箇所に、視線を向けてもらうための方法を紹介しました。

http://neuroscience.hatenablog.jp/entries/2015/08/26

 

まったく同様の方法を用いて、ポスターなどの広告において、ポスター内の商品やブランド名に視線を向けてもらうための工夫を施すことができます。

 

下記の画像では、変更前は広告中の女性の目線がこちらを向いており、広告を見ている人たちの視線は、女性の目元に集中しており、肝心の商品のブランド名のところには視線が向いていません。

一方、変更後の広告では、女性の視線は商品のブランド名の部分に向いており、広告を見ている人たちの視線も、商品の方に集まっています。

 

https://attwooddigital.com/wp-content/uploads/2013/06/heat-map-2.jpg

 

 

このような工夫をこらすことで、商品に注意をひきつけることができそうです。

 

 

なお、リンク先の画像は、視線計測のマーケティング調査への応用についての解説でよく見かける画像です。(ただしこの画像が、複数人の視線データのヒートマップなのか、デモンストレーションによるチャンピオンデータなのか、それとも視線計測調査のプロモーション用のイメージ画像なのか…など詳細はわかりません。もし判明しましたら、後日ご紹介しようと思います。)