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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

ニューロンの受容野

 

脳の神経細胞(ニューロン)は、反応選択性によって特徴付けられます。

以前、V1のニューロンは、視野の特定の位置に呈示された「傾きのある線分」に反応することを紹介しました。この事実を、V1のニューロンは特定の傾きの刺激に対して反応選択性を持つ、と表現します。

 

さらに重要なのは、(視覚情報処理を行うニューロンの場合)「視野の特定の位置」に(反応選択性を持つ)刺激を与えてやることでニューロンが活動します。この「視野の特定の位置」のことを受容野(receptive field)といいます。

 

刺激が提示された際にニューロンの活動(応答)の変化を引き起こすような(空間的な)範囲・領域のことを受容野というわけです(下図、参照ください)。

 

 

http://www.ib.cnea.gov.ar/~redneu/2013/BOOKS/Principles%20of%20Neural%20Science%20-%20Kandel/gateway.ut.ovid.com/fulltextservice/ct%7B06b9ee1beed594190674f1983457a7dd32af6a0d5a4c9892~33/da5c27ff11.gif.png

 

 

 

http://www.tulane.edu/~tasker/cell331/sensory_system/recfield.jpg

 

なお、触覚の場合は、指への刺激に反応するニューロンであるとか、顔への刺激に反応するニューロンなどがあるのですが、この場合は、特定の指など、身体の特定の領域が触覚ニューロンの「受容野」になります。

 

 

以上、簡単ですが「受容野(receptive field)」という用語の説明でした。

 

 

Kandel, Eric R., James H. Schwartz, and Thomas M. Jessell, eds. Principles of neural science. Vol. 4. New York: McGraw-Hill, 2000.

 

http://www.tulane.edu/~tasker/cell331/sensory_system/recfield.jpg