かわいいものを見ると、ギュッとしたくなる
かわいい動物や赤ちゃん、ぬいぐるみなどを見ると、ギュッとしたくなる衝動にかられます。かわいいものを見ると、ちょっとした攻撃を加えたくなるようなものですね。
DyerとAragonは、90人の実験参加者に、梱包に使われる気泡緩衝材(bubble wrap)(いわゆる「プチプチ」)を手に持った状態で、楽しい写真、ニュートラルな写真、かわいい写真を見てもらいました。
すると、参加者がつぶしたプチプチの数は、楽しい写真のときは平均80個、ニュートラルな写真のときは平均100個でした。そして、かわいい写真のとき、参加者はもっとも多く平均で120個のプチプチをつぶしたのでした。
ポジティブな刺激がネガティブな攻撃衝動を引き起こすのは不思議な感じがしますが、下記の記事の中では「喜びに圧倒されたときに泣いてしまうようなものではないか」と書いてありました。
そういえばさる女性タレントも愛猫によくかぶりついていますね。
かわいいものはギュッと抱きしめたり、かぶりついたり、目に入れたくなるものなのでしょう。
参考URL:
「かわいいものを見るとつい攻めたくなるのはなぜ?」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/101400285/
Cute Aggression: Why It’s Normal To Want To Bite Adorable Things
http://elitedaily.com/life/normal-to-bite-cute-things/1069390/
Arnold, Carrie. "Cuteness inspires aggression." Scientific American Mind 24.3 (2013): 18-18.
http://www.nature.com/scientificamericanmind/journal/v24/n3/full/scientificamericanmind0713-18b.html
Cuteness Inspires Aggression
The universal desire to squeeze baby animals, hard
http://www.scientificamerican.com/article/cuteness-inspires-aggression/
参考文献:
Aragón, O. R., Clark, M. S., Dyer, R. L., & Bargh, J. A. (2015). Dimorphous Expressions of Positive Emotion Displays of Both Care and Aggression in Response to Cute Stimuli. Psychological science, 0956797614561044.