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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

実際に生身の参加者にultimatum gameをプレイさせると・・・

さて、この最終提案ゲームを実際の生身の人間にプレイしてもらうとどのような結果になるでしょうか?つまり、参加者を募って、実験を行ってみるわけです。参加者はどのような行動をとるでしょうか?

 

実験では、実験者が参加者にゲームのルールを説明して十分に内容を理解してもらいます。また、ちゃんとした実験を行う場合は、最終提案ゲームにおける獲得金額がそのまま実験参加の報酬に上乗せされるという条件を設けます。つまり、本気でゲームに取り組んでもらうわけです。その後、参加者は提案者役と応答者役に分かれて、最終提案ゲームに参加します。

 

さて、実際の結果はどうなるでしょうか?

アメリカや日本などで実験を行う場合には、実験参加者は主に大学生です。

 

洋の東西を問わず、提案者は応答者に対して3〜5割くらいの金額を分け与えるような提案を行います。つまり、極端に不公平な提案はしないわけです。

そして、応答者は3割以下の不公平な提案については5割くらいの割合で拒否をします。つまり、極端に不公平な提案がされると、相手を道連れにして、何も獲得できないという結果を選ぶのです。

 

 

つまり、生身の人間に最終提案ゲームをプレイさせると、金額の多寡のみによって自身の行動を決めるというよりは、(分配額の多い少ないについて)不公平を回避するかのような行動をとる、というわけです。

 

 

最終提案ゲームは、不平等回避性向など、人間の意思決定における特徴を調べるために、心理学者(行動経済学者)、神経科学者、実験経済学者などによって活用されています。