「かけ算には順序がある」なんていう算数教育がまかり通っているらしいです!(前編)
(もう、何年も前からtwitterなどのメディアを中心としてネット界隈をにぎわせているネタなのですが、)
小学校の算数教育の現場で、かけ算には順序があり、順序を逆に書いてしまうと間違いだと判定されるという教育がまかり通っているらしいのです。
この問題については東北大学の数学者黒木玄さんが詳細かつ膨大な議論をされています。私にはそれらを読みこなす気力も能力も時間もありませんので、自分で考えたことだけを下記に記述したいと思います。詳しく知りたい方は、黒木玄さんのtwitterアカウント(https://twitter.com/genkuroki)をご覧ください。
さて、具体例ですが、
「3人のこどもに一人あたり5個のリンゴを配ります。リンゴはいくつ必要でしょうか?」
という問題があったとします。
このとき、
3✕5=15
と回答すると間違いにされるのだそうです。
なんでも、「この式だと、3個のリンゴを5人に配ったことになってしまう」のだとか。
そこで、
5✕3=15
と回答するように指導を受けるらしいのです。
これだと「5個のリンゴを3人に配ったことになる」のだとか!
いったい全体その勝手な解釈はどこから降ってきたのですか?と小一時間問い詰めたくなるようなお話ですが、実際に、小学校の教育現場でこのような教え方がされているというのですから、驚きです。
結論から言えば、(実数の)かけ算に順序があるとする教育は間違っていると私は思います。
明日のエントリーにつづきます。