認知課題いろいろ(2)
認知能力の計測に使われているシンプルな課題を紹介していきます。
これらの認知課題が向上するかどうかは、もちろん、実験の設計などによります。
また、課題の回数は実験の目的に応じて変化します。
【認知課題3】単語提示課題(word presentation task)
単語が提示され、参加者はそれを覚えます。
(単語は、出現頻度と具体性をマッチさせた)15個のワードがモニターに提示されます。刺激(単語)の提示時間と、刺激の時間間隔(ISI)は1秒間です。
正答数(正答率)がワーキングメモリの指標になります。
【認知課題4】即時(直後)単語想起(Immediate word recall)
参加者は60秒の間に可能なかぎり数多くの単語を書き下す。
正答率や誤答数などをスコアとして用います。
記憶の質を反映する課題だと考えられます。
【認知課題5】写真(画像)提示(Picture presentation test)
20個の写真画像が3秒間隔で1秒間のdurationで順番に提示され、
参加者はそれを記憶します。正答率を調べます。