認知課題いろいろ(4)
つづきです
【認知課題(8)】選択反応時間(Choice reaction time)
参加者は「yes」「no」のボタンのついた装置を渡されます。
‘no’ か ‘yes’という単語がモニターに提示され、参加者は一致するボタンをできるだけ速く押すように求められます。50試行あり、単語刺激はランダムに、ISIは1〜3.5秒間で、同じ割合で提示されます。スコアとして、RT(ms)と正答率(%)が記録されます。
【認知課題(9)】数字ワーキングメモリー課題(Numeric working memory)
まず、5つの数字が連続して提示され、参加者はこれを記憶にとどめます。
その後、30個の数字(プローブ)が立て続けに提示され、それらの数字が、最初に記憶にとどめた数字の中に含まれていたかいなかったかを、なるべく正確になるべく速く「yes」「no」のボタン押しで判断します。
この一連の検査を、さらに2回、異なる刺激とプローブでくり返します。
平均回答時間(ms)と正答率(%)が、オリジナルの数字に対してと、ディストラクターの数字に対してそれぞれ記録され、スコアとして用いられます。