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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

ランナーズハイとエンドルフィン(1)

お正月からもうだいぶ時間が経ってしまいましたがみなさんは箱根駅伝は見られましたでしょうか?私は、ちらちらとは見ました。今年も青学が圧倒的な強さで優勝しましたね。どんなトレーニングを積んでいるのか、どのように練習に取り組んでいるのか、組織マネジメントの立場からも興味深い側面があるのではないかとぼんやりと思う次第です。

 

さて、今回の話題はランニングです。ランニングは苦しいですが、がまんして走り続けるとやがて至福感や陶酔感を感じます。ランナーズ・ハイというやつですね。

ランナーズ・ハイの原因は「βエンドルフィン」であると長らく考えられていましたが、決定的な証拠は長い間得られていませんでした。ランニングの後に、血液検査によってβエンドルフィンの血中濃度の上昇が示されていましたが、この方法では注射による痛みやストレスが原因で分泌されているという可能性が排除できなかったからです。

 

エンドルフィンがランナーズハイの原因であることを示すためには、(1)ランニングによって脳内でエンドルフィンの増加が起きていること、そして(2)エンドルフィンが分泌されればランナーズハイが起こる(あるいは、エンドルフィンの分泌が増えれば、ランナーズハイがより高まる)ことの2つを示す必要があります。

 

さて、この問題に、脳科学者はどのような方法で挑んだのでしょうか?

 

明日に続きます。