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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

心地よい香りは、側坐核(ドーパミン神経系)の活動を高める(PET研究)

 

心地よい香りは、気分をポジティブにしてくれます。ポジティブな行動にいざなってくれることもあるでしょう。

では、心地よい香りは(不快な香りに比べて)報酬系の活動を高めてくれるのでしょうか?

 

統合失調症の患者と、)健康なボランティアの参加者に、心地よい香り(vanillin(バニリン))と不快な香り(4-methylvalerec acid(4-メチル吉草酸))を嗅がせた研究があります。

 

健康な参加者は、バニリンを心地よい香りと評価しました。また、健康な参加者は、よい香りに対して側坐核の血流量が高まっていました(つまり、ドーパミン神経系が活動していました)。

 

つまり、健康な人たちは、心地よい香りを嗅ぐと報酬系の活動が高まるのです。

 

なお、この研究の本来の目的は、統合失調症の患者の無快感症の原因について探ることでした。その中に上記の結果が載っていたので、ご紹介しました。

 

 

参考文献:

Crespo-Facorro, B., Paradiso, S., Andreasen, N. C., O'Leary, D. S., Watkins, G. L., Ponto, L. L., & Hichwa, R. D. (2001). Neural mechanisms of anhedonia in schizophrenia: a PET study of response to unpleasant and pleasant odors. Jama, 286(4), 427-435.