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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

温罨法(おんあんぽう)で視機能、作業効率が改善

 

昨日のエントリーでは、温罨法によるマイボーム腺の詰まりの解消(=ドライアイの改善)についての研究をご紹介しました。

 

VDT作業に携わる男性オフィスワーカー7名に対して、蒸しタオルの使用(=眼の周囲を蒸しタオルで温める)により、「目の乾き、疲れ、不快感、かすみ」が解消し、さらには視機能(調節力)が高まり、作業効率がアップしたというのです。

 

実験では、VDT作業前と蒸しタオル使用後で、「目の乾き」「目の疲れ」「目の不快感」「目のかすみ」の主観評定をVAS値で測りました。これにより、蒸しタオル使用後では、これらの評定が有意に下がることがわかりました。

 

近方視力も、蒸しタオルの使用後で改善が見られました。

 

中学レベルの英単語、熟語を5分間でできるだけ多く打ち込む課題では、VDT 作業後に比べて、蒸しタオル使用後で打ち込み文字数が有意に多くなっていました。つまり、作業効率が改善されたのです。

 

温罨法の使用は、これらの要素にも影響を与えることがわかりました。

 

 

 

参考文献:

井垣通人, & 阪本一朗. (2014). VDT 作業者の蒸しタオル装用による目の愁訴, 視機能, 作業効率改善効果. 日本職業・災害医学会会誌= Japanese journal of occupational medicine and traumatology, 62(1), 8-16.