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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

迷信行動

いつもは赤ペンを使って競馬新聞を読んでいたギャンブラーが、ある日、赤ペンを忘れてしまい、仕方なくそのとき持っていた黒いボールペンで順位予想を行ったら見事的中。その後、彼は競馬の予想の際には黒いボールペンを使うようになった。当たりの頻度は以前と変わらないが、彼はずっと黒いボールペンを使い続けている。

 

これは私がテキトウに作った架空の話ですが、このようなお話は世の中に多いと思います。いわゆるゲン担ぎというやつですね。

 

上の例だと、黒いペンで競馬の予想をしたことと、その結果にはどうやら関係はないようです(その後の当たりの頻度が変わらないため)。にもかかわらず、彼は黒いペンを使い続けているのですから、これはある種の迷信といっても過言ではないでしょう。

 

オペラント条件づけの研究で有名なスキナーは、ランダムなタイミングで鳩にエサを与えると、鳩がその直前にとっていた行動が強化されることを発見しました。鳩がとった行動とエサの出現の間には何の関係性もないのですが、鳩はその特定の行動の結果としてエサが得られたのだ、と思い込んでいるのでしょう。(おっと、すみません、スキナーは行動主義者ですから、このような解釈をすると怒られてしまいますね!)

 

スキナーはこのような行動を「迷信行動」と呼びました。

 

人間のゲン担ぎも、迷信行動の一種だと言えるでしょう。