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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

幸福感と関連する脳活動(2)

Urryらは主観的な幸福感(eudaimonic well-being, hedonic well-being, positive affect)と脳活動の関係を脳波計測をおこなって調べました。

まず、今回は、彼らが研究の中でおこなった主観的な幸福感の調べ方について説明します。

 

 

研究の中では、これらの主観的尺度を以下の方法で計測しました。

 

eudaimonic well-beingを、Ryffによる心理的幸福感尺度(Scale of Psychological Well-Being, PWB)の中の「自立性・自主性」、「環境への支配力」、「個人的成長」、「他者との良好な関係」、「人生における意味」、「自己受容」の各項目について6件法で回答させ評価しました。

 

hedonic well-beingを、DeinerのSatisfaction With Life Scale (SWLS)で測ります。SWLSは、人生の全体的な満足度を測るもので、So far I have gotten the important things I want in life.’’を含む5つの質問に7件法で回答させ評価しました。

 

Positive affectは、Positive and Negative Affect Schedule (PANAS)を用いて、参加者の性格的・気質的(dispositional)なポジティブ感情を評価しました。具体的な項目としては、interested(興味のある), excited(興奮した), strong(強気な、強い信念のある、自信のある)などを含む10項目がポジティブ感情の評価に使われました。これを5件法で回答します。

 

 

参考文献:

Urry, H. L., Nitschke, J. B., Dolski, I., Jackson, D. C., Dalton, K. M., Mueller, C. J., ... & Davidson, R. J. (2004). Making a life worth living neural correlates of well-being. Psychological Science, 15(6), 367-372.