ついに、プリファレンスに関する脳波が発見か
モノなどに対する好みのことをpreferenceといいますが、これに関する神経基盤がわかると、ニューロマーケティングに革命が起こると考えられています。パッケージやCMを見たときの、あるいは試食・試飲したときの脳活動を測って、その人の好みがわかったら、マーケティング調査に大きなインパクトを及ぼすことができるというわけですね。
American M & N大学のAbbotらは、ついにこの偉業を達成したようです。
拡張10-20法のAFO電極に含まれるP 波帯域のパワー変動の時系列データの時間微分に関する導関数を積分したものから積分定数を除いたものが、preferenceの予測指標になることを発見しました。
ニューロマーケティング新時代の幕開けを告げる論文になりそうですね。
参考文献:
Abbot, F., Parker, O., Ridout, O., & Lemmon, L. (2016). Coherence of multi-band EEG activity as a basis for preference. Journal of Negative Results, 797(4), 447-467.