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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

疲労とアルファ帯域パワー

成人の過半数が感染しているヒトヘルペスウィルス(HHV)ですが、疲労によって活動が活発化し、唾液からHHV6が検出されることがわかっています。

疲労と脳活動について調べた研究の報告書の中に、「閉眼時に、アルファ波パワー密度は唾液中HHV-6レベルと負の相関をする(=HHV-6が多い(=疲労している)とアルファ波パワーは小さい)。ただし目を空けているときはそのような関係は見られない」という記述がありました。

 

EEG power densities (especially the alpha power density) during the eye-closed condition were negatively associated with the saliva HHV-6 DNA level.

 

 私は比較的アルファ帯域活動が明瞭に見られる方だと思うのですが、時々閉眼時のアルファが小さいときがあります。そういうときは疲労していたということなのでしょうか。朝早い時間の測定だったので、アタマが興奮しているのかな、と思っていたのですが、朝早いだけに疲労だったのかもしれません。

 

ちなみに脳波のパワーが変動する理由は、疲労以外にもいろいろ考えられると思いますが、これは興味深い報告ですね。

 

 

参考文献:

Tanaka, M., Shigihara, Y., Funakura, M., Kanai, E., & Watanabe, Y. (2012). Fatigue-associated alterations of cognitive function and electroencephalographic power densities. PLoS One, 7(4), e34774.