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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

血液型性格診断の悪影響はいまだに健在のようです

血液型性格診断がポピュラーなのは、世界で見ても日本や台湾、韓国くらいである、というのは有名な話です。

 

日本人は、血液型別の人口割合が、

 

A型40%、O型30%、B型20%、AB型10%

 

とまんべんなく分布していることが、血液型性格診断に興味がもたれやすい理由のひとつと考えられます。

 

一方、欧米諸国では、O型とA型が圧倒的に多くB型、AB型の割合が小さいため血液型性格診断に興味を持つ人は少ないようです。(ただし、日本に血液型性格診断のルーツはドイツにある、という話もありますので、海外でこの手の話がまったく興味を持たれていないというわけではないのかもしれません。)

 

いずれにせよ、血液型診断には科学的な妥当性がないことが、これまでもくり返し心理学者たちが実施した統計的な研究によって示されてきました。

 

近年においても、縄田健吾さんの研究「血液型と性格の無関連性」によって、日米10000人以上のサンプルを対象とした調査で血液型と性格の間には関連性のないことが示されています。

 

http://nawatakengo.web.fc2.com/works/jjp2_abst_jp.htm

 

 

にも関わらず、血液型性格診断が引き起こす問題(ブラッドタイプ・ハラスメントなど)は現在の日本でもまだ駆逐しきれていないようです。

 

Yahoo知恵袋で「血液型 性格」で相談件数を調べると18000件以上引っかかり、職場や学校などでのブラハラに関する体験談がたくさん打ち明けられています。

 

お化けやUFOの存在を信じる人がいなくならないのと同じで、この手の迷信を信じる人がいなくなることは期待できなそうです。

 

なぜ人間がときに迷信深くなり、科学的に根拠の薄い言説に惑わされてしまうのかは、心理学的な立場からも関心のある話題であると言えましょう。

 

別の調べ物をしていたら、ブラハラの話題に目がいったため、つぶやいた次第です。