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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

人は変わる・・・たった今も!

このエントリーを読んでくださっているみなさんは、いま何歳でしょうか?

おそらく多くの方は成人なのではないかと推察されます。

なんらかの理由があってこの辺境のブログへ足を踏み入れられたのでしょう。

 

お立ち寄りついでにちょっとご自身の来し方行く末について考えていきませんか?

 

この10年であなたの性格は変化を遂げたでしょうか?

価値観は?そして好みはどうでしょうか?

 

さらに追加で質問です。

これから10年であなたの性格・価値観・好みはどのくらい変化するでしょうか?

 

 

多くの方が、「ああ、10年で特に価値観は大きな変化を遂げたなぁ、

性格や好みも多少なりとも変わったかな」と実感されるに違いありません。

 

その一方で、「価値観や性格や好みは、次の10年ではそう変わらないのではないかな。もう成熟した大人だからね。変化のあった若いときが懐かしいよ」と、さして変化しない将来の自分を予想されるのではないでしょうか?

 

実は、変化しない自分を予測する傾向は10代の若者から60代の年配世代まで共通する性質なのだそうです。

 

とある研究グループが18歳から68歳までの19000人を超える参加者を対象にした調査で、どの世代の参加者も、これまでの10年間で自分自身が大きな変化を経験したことを自覚しているのに、将来の自分はあまり変わらないと予想してしまいがちであるという研究結果を報告し、この現象に「The end of history illusion」と命名しています。

 

 

過去を振り返るのはやさしく、未来を考えるのは難しいことです。

考えるのが難しい未来については変化を小さく見積もってしまう傾向が人間にはあるようです。

 

しかし、上記の大規模調査が明らかにしたとおり、人は変わり続けているのだけど、変わり続けている自分に当の「今の自分」だけが気づいていないのです。

 

きっとこの文章をお読みくださっているあなたも、今も大きな変化の途上にいるのです。

 

ふだんは気づかない自分の変化に心を傾けて、新たな日々を積み重ねてみてくださいませ。

 

 

Quoidbach, Jordi, Daniel T. Gilbert, and Timothy D. Wilson. "The end of history illusion." Science 339.6115 (2013): 96-98.