イチキュッパ、ニイキュッパの謎(1)
1980円、2980円のようなイチキュッパ、ニイキュッパ、その他399円や498円といったいわゆる端数価格ですが、街やテレビやチラシなどでよく見かけますね。
冷静に(あるいは別に冷静にでなくても)考えると2000円、3000円、400円、500円とほぼ変わらない価格なので、別段の効果はなさそうですが、買い手に及ぼす効果は大きいと考える人も多く、キリの悪い価格をつけることは商売の世界ではよく使われる手法です。
買い手に与える心理的な効果に関する研究もあるのですが、今回は別の側面からこの問題にアプローチしてみたいと思います。
それを考えるにあたってヒントになるかもしれない問いをひとつ。
アメリカでは、ファストフード店などのレジに
「店員がレシートをお渡しにならなかった場合は、マネージャーに伝えてください。当該の商品をタダにいたします。」
という類の文章の書かれた紙が貼ってあるそうです。(なおこの文章は私が記憶に基づいて書いているので、本当の文章とはだいぶ異なるかもしれません。あしからず。)
さて、それはなぜでしょうか?
そして、このことがイチキュッパ、ニイキュッパの謎とどのような関係があるのでしょうか?
心理学や脳科学ではないので、本日のエントリーのカテゴリーは
「その他科学」にしてみました。
つづきます。