脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

Eureka!

 

アルキメデスの「浮力の原理」の発見の逸話ですが、

シラクサの王様から純金で金細工師につくらせたはずの王冠に不純物が混ざっていないかどうかを検証するよう命ぜられたアルキメデスが、

風呂に入ってお湯が流れ出るのを見て検証方法をひらめいたことになっています。

 

アルキメデスは、王冠と金塊は同じ重さであるにもかかわらず、両者を水に沈めて重さを比べると、王冠が金より比重の軽い銀を含んでいる分体積が大きく、そのために浮力が大きく働くために、両者が釣り合わなくなることを示したのでした。

 

私が疑問だったのは、水をぎりぎりまで貯めた水槽に王冠を入れた場合と、金塊を入れた場合で、流れ出た水の量を単に比べればいい(=体積の違いを比べればいい)だけなのではという点でした。なぜ浮力について考える必要があるのかが疑問だったのです。

 

1年くらい前の記憶なので、またもや出典があいまいなのですが、私が見た資料には、その理由について、王冠と金塊の体積の差が微妙で、流れ出た水の量によってその違いを比較することができなかったからだと書かれていました。

 

あはっ、そんなこともあるのかな、とちょっと笑ってしまいました。