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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

健康診断で思ったこと(5)

 

つづきです。

 

この一件があったしばらく後のことなのですが、ふと立ち寄った本屋さんでとある本と出会いました。

 

その本には、がん、心臓病、糖尿病、アルツハイマーなど、さまざまな病気が、身体の「慢性炎症」によって引き起こされることが、近年医学の世界で明らかにされつつある、という趣旨のことが書いてあったのです。

 

奇しくも私が問診の際に用いた「炎症」というコトバが、キーワードとして取り上げられていたので、おや、と思って購入しました。

 

(家に未読の本が数千冊溜まっている関係で、この本も積ん読状態になってしまったのですが、時々引っ張りだしては、ちらりと眺めるようにしています。)

 

私が主観的な感覚として感じていた「炎症」は、実際に生理学的あるいは生化学的な裏付けのあるもので、もしかすると、「定量化」すらできるものかもしれないことが示唆されたわけです。

 

「炎症」ネタについては、いろいろ興味深い展開がありそうなので、今後も本ブログで取り上げることになると思います。

 

2016年は、テレビの健康番組や各種健康に関する話題を取り上げる雑誌で「炎症」もしくは「慢性炎症」がブレイクするのではと思い(半ば確信し)、本エントリーを書いた次第です。

 

 

 

参考文献

生田哲「青魚を食べれば病気にならない」PHP新書(2012年)

 

生田哲さんの著書は何冊か持っているので、たまたま著者名が目に入って、この本を手にとったのでした。副題が「万病の元「慢性炎症」を防ぐ」であり、慢性炎症と各種病気の関係についての記述や、それを抑えるための食生活における留意点などが書かれた好著です。本のタイトルで検索しても107件しか検索結果が引っかからないので、話題にならなかったのでしょう。

僕が思うにメインタイトルが悪かったのではないでしょうか。このタイトルでは、生田さんの本でなければ、僕も手にとらなかったと思います。

 

 

【追記】

ちょっと検索したら、

高山昭三&安福一恵「慢性炎症とがんとのかかわり」(2005)

という資料もありました。

 

今回のエントリーの内容と、この資料における「慢性炎症」というコトバの指し示すモノにはちょっと違いがあるような気もしますが、ある種の「炎症」がカラダに悪いものであることはだいぶ以前から認識されているみたいですね。