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脳 Brain, No Life(仮)

とあるニューロベンチャー企業の研究員のつぶやきを記録するブログ

イチキュッパ、ニイキュッパの謎(3)

日本風に言えばイチキュッパ、ニイキュッパですが、アメリカについては99セント現象と呼ぶことにしましょう。4ドルよりも、3ドル99セントの方が買い手の受けがいいというわけですね。しかし、今回はそれとは違う方向から99セント現象について考察するのが狙いでした。

 

アメリカで商品の値段の末尾が99セントなど半端な数が増えたのは、レジスターの導入が進んでからだ、という話があります。それはなぜでしょうか?

 

昨日は、店員が売上をごまかさないための店側の工夫のお話しをしました。店員がちゃんとレジを使って、売上金額をレジに収めつつ、記録も残るというのがお店にとっては望ましいため、レシートを出さない事案があったらすぐにわかるように、それをお客さんに見守ってもらおうというのがお店の狙いでした。

 

じつは、半端な値付けも同じ目的であるという説があるのです。

 

こういうことです。

 

99セントのモノを購入するときに、多くの場合買い手は1ドルを支払うでしょう。レジがあれば、店員はレジに1ドルを入れて、1セントをおつりとしてお客さんに渡します。これは自然な行為です。

しかし、1ドルを渡して、店員がそれをレジに入れずに自分のポケットにしまい、レジではないところから1セントを出しておつりとして渡したら、これはかなり不審な行為です。それを見たお客さんは店員の不正行為に気づくかもしれませんし、ひょっとしたらマネージャーに報告するかもしれません。

 

つまり、半端な値付けをするわけは、店員にきちんとレジを使わせる動機づけを与えることが目的だというわけなのです。

 

もちろん、末尾が99セントだと、売上を増やす心理的な効果もあるのでしょう。

今回は、それとは別の方向からの説明をご紹介してみました。