FC法は有効か?
facilitated communication(FC)法は、
重篤な脳障害を負ってしまった患者に対して
介助者が適切な方法を使うことで、
患者のコミュニケーション能力を補助できると謳う手法です。
ひと頃、日本でも話題になりました。
しかし、これについては、国際行動分析学会が
「科学的評価によれば、FCは障害者のコミュニケーションレベルを
高めることはまったくない。一見、コミュニケーションのように見えるものは
ファシリテイターから発せられている。ただし、ファシリテイターのほとんどは
自らがその原因だという意識がない。」
と断じています。
海外のものですが検証VTRもあります。
これを見る限りFC法には難があるようです。
患者さんやご家族のために、もっと有効な手段が
開発されることを願います。
参考URL:
ファシリテイテッド・コミュニケーションに関する声明:国際行動分析学会
Facilitated Communication