メモ:サヴァン症候群の有名な例(1)
メモシリーズです。
サヴァン症候群で有名な人々の中をご紹介します。
下記のような人たちがいます。
・キム・ピーク:書籍などの記憶の達人。映画「レインマン」の登場人物のモデル。
・スティーブン・ウィルシャー:フォトグラフィックメモリーと思しき記憶を持つ自閉症の画家。
・リチャード・ワウロ:画家。記憶して覚えた風景などをクレヨンで描いた。
・レスリー・レムケ:音楽家。さまざまな音楽を一度聴いただけで暗記して、弾きこなすことができる。
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キム・ピーク(Kim Peek)
膨大な数の書籍の内容を記憶していた。
映画「レインマン」の主人公のモデルとなった人物としても有名。
先天性の脳障害を負って生まれ、発達障害があったために、日常生活は父親の支えによって成り立っていた。キムが幼いころ、読んだ百科事典の内容を暗記していることに気づいた父が、キムにたくさんの本を読むよう勧めたことで、記憶の才能が開花した。
百科事典や電話帳を含む、9000冊以上の書籍の内容を一言一句たがわず記憶していたという逸話を持つ(注1)。
また、いわゆるカレンダー計算が可能で、過去から未来にかけての特定の年月日の曜日を瞬時に答えることができた。
本を読むときには、左右の目でそれぞれ別のページを見て、文章を記憶できたと言われている。彼の脳には、左右の脳をつなぐための構造である「脳梁」(のうりょう)がなく、そのことが、左右の脳が独立に作業をこなすことを可能にしていた可能性がある。
キム・ピークは2009年に亡くなった(58歳)。
注:
注1:一言一句たがわず、というほどまでには正確ではなかったと指摘する人もいる
参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/キム・ピーク