認知課題いろいろ(8)
昨日、更新が遅れて、日付ダブってしまいました。。
認知課題のご紹介、続きです。
【認知課題(16)】衝動性を抑える能力を測る課題(Impulsivity)
ボタンを押したいという衝動性を抑えられる能力を測る課題です。
これも前頭葉の機能です。
Leark et al. (1996) に記述されている課題を下記のようにapplyした。
コンピュータのモニタの中央に、色のついた四角が順番に提示される。
参加者は、青色以外の色の四角が提示されたら、スペースキーをできるだけ速く押すように求められた。青色が出たら、ボタンを押してはいけない。
試行間隔はゼロ秒=スペースキーを押したらすぐに次の試行が始まる。
青色の四角のときには、スペースキーを押さなければ、
2秒間四角が提示されたままになり、その後、次の試行がはじまる。
65試行(15: red、15: green、15:yellow、15: pink、5: blue)からなるブロックが6回ある。
正しく青色への反応を回避できた(正しく抑制できた)回数を計測した。
参考文献:
Heatherley, S. V., Hayward, R. C., Seers, H. E., & Rogers, P. J. (2005). Cognitive and psychomotor performance, mood, and pressor effects of caffeine after 4, 6 and 8 h caffeine abstinence. Psychopharmacology, 178(4), 461-470.